ストウブの色によって同じ大きさでも値段が違う理由
2022/04/08
By: Didriks
ストウブを買うためにいろいろ調べていくうちに、ほとんどの方が疑問に思うことがあります。
あれ?同じ大きさなのに値段が微妙に違う?
そうなんです。
実は、色によって値段が違います。
ストウブマニアだから知ってる、色による違いを解説しますね。
ストウブの色選びの参考になると嬉しいです。
staubは2種類のカラーシリーズから選べます
ストウブには様々なカラーがありますが、おおまかに2つのシリーズに分けることができます。
※現行カラーのみ掲載しています。掲載時のカラー展開です。
スタンダードカラーシリーズ
- ブラック → ブラック一覧
- グラファイトグレー → グラファイトグレー一覧
- チェリー(レッド) → チェリー一覧
- マスタード → マスタード一覧
- 2019年新色 カンパーニュ → カンパーニュ一覧
マジョリカカラーシリーズ
- グランブルー → グランブルー一覧
- グレナディンレッド(グレナデンレッド) → グレナディンレッド一覧
- バジルグリーン → バジルグリーン一覧
- シナモン → シナモン一覧
マジョリカカラーシリーズはスタンダードカラーよりも少しだけ値段が高いです。
どのくらい違うかというと、お鍋のサイズにより変化しますが大体千円前後の違いです。
カラーシリーズによる製法の違い
By: Didriks
色が違うだけで値段が違うの?
マジョリカカラーは人気の色だから値段が高いの?
という疑問が出てくると思いますが、実は値段が違うのは製法による違いなのです。
マジョリカカラーは鋳物のお鍋の外側を一度真っ白にします。
その後、それぞれのカラーを塗装し、焼き付けるという作り方をしています。
そのため色に深みがあり、ツヤも増しています。
写真を見ると蓋のロゴの部分やサークル部分の色が薄いのがわかりますよね。
これは下地のホワイトが透けているからなのです。
スタンダードカラーシリーズは白くする工程をスキップしているため、少しお値段がリーズナブルなんですね。
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マジョリカカラーとスタンダードカラー、どっちを選んだらいい?
じゃあ、マジョリカカラーとスタンダードカラーのどっちがいいの?と迷ってしまいますよね。
スタンダードカラーもマジョリカカラーもどちらも愛用している私からアドバイスさせてもらうと、「好きな色を選ぶ」のが結局のところ一番です。
カラーシリーズが違うからといって実感できる性能の違いはありません。
しかし、先ほどもお話ししたようにマジョリカシリーズは白い下地の分1層多いというのは事実です。
じゃあその分丈夫かというと、そんなことはないと思います。
ストウブはそれ自体とても丈夫なので、説明書の通りに使って外側のコーティングが剥がれるなんていうことは、まずありません。
コーティング部分は琺瑯(ホーロー)、すなわちガラスコーティングですので急激な温度変化や高いところから落とすなどの衝撃が加われば、コーティング部分が破れたりヒビが入ることはあるでしょう。
でもそれが1層多くなったからといって回避できるとは思えません。
ですので、これはもう好きなカラーを選ぶのが一番という結論です。
金額の違いも千円程度ですので、あまり値段にこだわらずに選んだ方が良いと思います。
大事に使えば一生もののお鍋ですので、後悔のないように色選びをしましょう。
それぞれの色のお話し
ストウブの色選びはサイズ選びの次にワクワクするポイントです。
どんなキッチンにしたいか、どんな食卓にしたいか。
普段作るお料理や食器合わせのことも考えてセレクトしてみましょう。
ブラック
レストランなどでも使われているベーシックなブラックはどんな食卓にもぴったり。
ご飯を炊くだけでおいしそうに見えますし、お料理を選びません。
女性にも男性にも人気のカラーで、全部ブラックでそろえる方も珍しくありません。
モノトーンがお好きな方にも。
→ ブラック一覧
グラファイトグレー
優しいイメージで和食器にもよく合います。
2台以上持つならグレー×ブラックが人気の組み合わせですが、グレー×グランブルーという組み合わせもお洒落です。
→ グラファイトグレー一覧
チェリー(レッド)
キッチンがパッと明るくなる色で、見ているだけで元気が出てきそうなカラーです。
プレゼントによく選ばれるカラーで、チェリーで統一する方も多いですね。
私のファーストストウブもチェリーでしたが、今でも大好きなカラーで大切に使っています。
→ チェリー一覧
マスタード
こちらも食卓を華やかにしてくれるカラー。
明るいカラーですが大人っぽい落ち着きのある色ですね。
お鍋ごと食卓へサーブできるストウブですから、明るいカラーはアクセントにも一役買ってくれます。
→ マスタード一覧
2019年新色 カンパーニュ
ストウブはどちらかというと力強くてカッコいい男前なイメージのお鍋ですが、カンパーニュはとっても優しくて儚げなカラーで、そのギャップがとても素敵です。
ホワイトや木目のナチュラルなキッチンにもすっと馴染んでくれることでしょう。
→ カンパーニュ一覧
グランブルー
いつまでも眺めていたくなるような、とても深いブルーです。
和食器にも違和感なく馴染みます。
ホワイトのセラミックウェアと合わせても素敵。
→ グランブルー一覧
グレナディンレッド(グレナデンレッド)
グレナディンとはザクロの事ですが、艶と深みのあるとても美しい大人っぽい赤です。
食卓をワンランクアップさせてくれるような高級感がありますね。
ワインがお好きな方は赤ワインとコーディネートした演出などはいかがでしょうか?
→ グレナディンレッド一覧
バジルグリーン
まさにバジルの葉のようなみずみずしさのあるカラーです。
こちらもナチュラルなキッチンによく似合いますよ。
→ バジルグリーン一覧
シナモン
使わない時でも飾っておきたくなる綺麗なカラーなので、あえて見せる収納をするのもおすすめ。
一台あるだけでキッチンがパッと明るくなります。
→ シナモン一覧
おまけ:黒のお話し
ストウブにはマットな質感のブラックがありますが、実はこれもちゃんと色を塗っています。
たまに無塗装だと思っている方もいますが、ざらっとした黒い琺瑯(ホーロー)加工なんですね。
※グロッシーブラックというツヤありタイプのカラーもありますが、通常のラインナップではないので滅多に売っていません。
さらに、マットなブラックだけの特別仕様として蓋のつまみ部分が真鍮で出来ています。
他のカラーはニッケルメッキ仕様です。
どちらも丈夫ですが、比べると真鍮の方が耐久性があります。
最初はピカピカとしていても使い込むうちにアンティークのような色合いになるのも素敵です。
頻繁に蓋ごとオーブンにいれて調理するような場合はブラックを選ぶと良いと思います。
耐熱温度はどちらも250度ですので、ほとんどのお料理に対応できるのではないでしょうか?
ストウブ ブラックの一覧を見る
かわいいアニマルノブにカスタマイズ
ストウブのつまみはかわいいアニマルタイプにカスタマイズすることができます。
アニマルノブにチェンジする利点
- かわいい
- 熱くなりにくい
- 持ちやすい
私もアニマルノブを愛用していますが、ガス台での通常調理時におけるノブへの熱伝導が少しやわらぎます。
長時間の煮込み料理ではさすがに素手では持てませんが、短時間の無水調理ならミトンいらずな事が多いですね。
なんといってもかわいいですし、ミトンを使うときも普通のノブより大きいので掴みやすいです。
いつかすべての蓋をアニマルに変えようと目論み中です。
たまに他メーカー(ルクルーゼなど)のノブに付け替えている方がいらっしゃいますが、絶対にやめた方がいいです。
変えた時はきちんとしていても、使っていくうちに微妙なズレが生じて蓋を開けた時に落下する事があります。
実際に勝手なカスタマイズをして、足の上に落下しそうになったという話も聞きます。
ネジの太さや長さも各メーカーさまざまですので、どのメーカーの場合も純正品を使うようにしてください。
通常カラーとマジョリカカラーは製法によって同じ大きさでも値段が違います。
大きな違いはないので、好きな色を選びましょう。
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