いますぐ遊べるファミコン名作10選
2021/04/13
家庭用ゲーム機を大きく普及させるきっかけとなる「ファミリーコンピュータ」(以下ファミコン)は、1983年7月15日に14,800円で発売されました。
1994年に最後のソフトが発売されるまでの間、名作から中には理解不能なものまで、ゲーム業界を駆け巡ったソフトの数は実に1000以上にものぼります。
本体の出荷台数は、なんと国内だけで1935万台、全世界では6191万台にもなりました。
今回は、ファミコンの数あるタイトルの中でも有名なものをまずは10本紹介したいと思います。
マリオブラザーズ
発売 1983年9月9日
メーカー 任天堂
スーパーではない、ただのマリオブラザーズ。配管工であるマリオと弟のルイージが、土管の中に潜んでいるカメさん、カニさん、ファイターフライ(ハエ)、フリーズ(氷)などを片付けていくアクションゲーム。
二人同時プレイ可能。それぞれの敵は下から叩く事で、ひっくり返ります。倒す方法は、起き上がる前に蹴り飛ばせばOK。なぜか、敵を倒すごとに上部の土管からコインが流れてきます。
■豆知識
ステージは98までしかカウントされず、エンディングはありません。
ステージ中央のPOWブロックは3度まで使用可能ですが、ボーナスステージ到達の度に再度使用可能となります。
20,000点獲得で残りプレイヤー数が1人増えますが、その後プレイヤー数が増える事はありません。
ファミコン版では、一度左右に向かってジャンプした場合、ジャンプ途中で方向を変える事ができないため、その後に出た、他機種版に比べて難易度が高めです。
スーパーマリオブラザーズ
発売 1985年9月13日
メーカー 任天堂
こちらはファミコンと言えば、まず最初に名前があがる王道タイトル。マリオ兄弟が、クッパ率いるカメ軍団に捕らわれたキノコ王国の王女ピーチ姫を助けるアクションゲーム。
これまでのアクションゲームといえば、固定された画面の中でキャラクターを動かすタイトルが主流でした。この作品では、マリオが端の方に移動すると画面が横に動く、いわゆる横スクロールアクションが
初めて採用され、以後発売されたゲームでは主流な演出として定着していく事になりました。
■豆知識
ゲームオーバー時のコンティニューはAボタン+スタート。
クリボーは栗ではなく、しいたけ。キノコ王国を裏切った悪いキノコですが、最終ステージをクリアすると、良いキノコに戻るらしく、2週目からは敵として出てこなくなります。
ステージ中のブロックは、キノコ王国の人々が悪い魔法で変えられたもの。マリオが壊すとどうなってしまうのでしょうか…。
スーパーマリオブラザーズ3
発売 1988年10月23日
メーカー 任天堂
ディスクシステムの高難易度版である2作目を挟んで、スーパーマリオシリーズ3作目のタイトル。ゲームの目的はこれまでと同じくピーチ姫を助けること。
パワーアップの種類が、これまでのファイアフラワー以外に、スーパーこのは、カエルスーツ、タヌキスーツ、メットスーツなど、非常に多岐になりました。
また、ボードゲームのように、ステージ上のマリオの駒を動かしてプレイするステージを選択したり、ステージ前にパワーアップアイテムを使用できたり、
リニューアルされたゲーム性は多くのプレイヤーに非常に好評でした。
■豆知識
ゲームに保存機能がついていないため、最終ステージまで辿り着くのは至難の業です。ステージをワープする事ができる隠しアイテムの笛の場所は以下の通りです。
・1-3 ゴール前の浮いている白い床ブロックの上でしばらくしゃがみ続けて、背景の裏側に入り込み、そのままゴール部分の裏側に行く。
・1-砦 スーパーこのはを取って、しっぽマリオの状態で、ステージ奥にある最初の扉に入らず、そこで天井を飛んで飛び越え、端まで行く。
上記ステージクリア後、笛を使うと、ワールド選択画面となるので、そこでさらにもう一本の笛を使うと、ステージ8に移動する事ができます。
パックマン
発売 1984年11月2日
メーカー ナムコ
ステージ上のエサ(ドット)を4匹の性格が異なるモンスターに当たらない様に全て取ると、ステージクリアです。
大きなパワーエサを取ると、モンスターが青くなるイジケ状態となり、イジケ中に当たるとボーナスがもらえます。
ステージ中央の右と左は通り抜けができるワープゾーンとなります。
パックマンが発表された以降、このゲーム性を模倣した様々な類似ゲームが登場しました。
■豆知識
ステージ中に出現するボーナスアイテムは、チェリー、ストロベリー、オレンジ、アップル、メロン、ギャラクシアンのボス、ベル、鍵の順に登場します。
エキサイトバイク
発売 1984年11月30日
メーカー 任天堂
バイクを操り、ステージ上の障害物を飛び越えて、基準タイムを上回ると次のステージに進めます。
Bボタンを押すと加速しますが、画面中央のゲージがMAXになるとオーバーヒートしてしまい、しばらく動けなくなるので、注意が必要です。
当時としては、珍しいステージ作成機能や、カセットレコーダーに外部出力する事で、作成したコースが保存できる機能を持ち合わせていました。
■豆知識
転んだ時は、Aボタンを連打すると早く復帰が可能です。
とても小さな障害物は直前で左ボタンを少し押す事で転ばずに突破できます。
アイスクライマー
発売 1985年1月30日
メーカー 任天堂
ポポ(1プレイヤーの青い服)とナナ(2プレイヤーのピンクの服)を操作して、各ステージの雪山の頂上を目指すアクションゲーム。二人同時プレイが可能です。
各ステージの雪山には高さ1から8まであり、さらにその上に行くと、ステージクリアでボーナスステージとなります。
ボーナスステージでは、毎回なぜか野菜が落ちているので集める事で得点がアップします。さらに頂上にいるコンドルに捕まればボーナスとなりますが、二人同時プレイだと、片方しか捕まることができないので要注意です。
■豆知識
ステージは32まであり、32ステージクリア後は、1ステージからまた始まるのでエンディングはありません。
ステージセレクトが可能ですが、どのステージから始めてもボーナスステージの野菜の出現順は変わりません。
ナスから始まるボーナス野菜は、ニンジン、キャベツ、キュウリと続き5つ目のトウモロコシを1つでも取ると、残り人数が1人アップします。
ギャラガ
発売 1985年2月15日
メーカー ナムコ
画面がスクロールしない固定型のシューティングゲーム。プレイヤーは横移動しかできないので注意。
画面上に配置される敵機を全て倒すとステージクリア。中央に配置されている、ひときわ大きな敵機が放つ電波上の攻撃に巻き込まれると、敵側に連れて行かれて残機が減ってしまいます。
ところが、連れて行かれたキャラクターは上部に残っていて、その敵を倒すと取り戻す事が可能で、自機が2隊編成で非常に強力になります。
ただし、敵より先にキャラクターの方に攻撃を当ててしまうと、その機体は消滅してしまうので、くれぐれも慎重に。
■豆知識
ステージ数は255まで。エンディングはありません。
敵キャラクターは蛾がモチーフになっています。
タイトルはギャラクシー+蛾の造語です。
グラディウス
発売 1986年4月25日
メーカー コナミ
アーケード(ゲームセンター)版を可能な限り再現した、横スクロール型のシューティングゲーム。
後のシューティングゲームに大きな影響を与えたソフトで、大ヒット作となりました。
■豆知識
プレイ中にスタートボタンを押して一時停止画面中に、上、上、下、下、左、右、左、右、Bボタン、Aボタンの順に押して、スタートボタンを押すと、ミサイル、オプション2つ、バリアのパワーアップ状態で再開されます。
コンティニューは、ゲームオーバーと表示中に、下、上、B、A、B、A、B、A、B、Aの順に押すと、やられたステージの最初からスタートできます。
パワーアップゲージを?(バリア)にあわせた状態で、スコアの千の位が0の時にパワーアップカプセルを取ると、ショットが連射になります。
魔界村
発売 1986年6月13日
メーカー カプコン
こちらもアーケード版の移植作で、屈指の難易度を誇っている名作アクションゲームです。
敵キャラクターのレッドアリーマーが、最初の鬼門となり、多くのプレイヤーがここで挫ける事となりました。
■豆知識
最終ステージクリア後、高難易度の2週目がスタートします。2週目をクリアしなければ真のエンディングとなりません。
最終ステージのボスは倒せる武器が十字架のみとなります。
コンティニューはゲームオーバー後、タイトル画面で左を押しながらBボタンを3回押してスタート。
ステージセレクトは、タイトル画面で右を押しながらBボタンを3回押し、その後、上、Bボタン3回、左、Bボタン3回、右、Bボタン3回、最後にスタートボタンで、残機数表示の後にステージが選べます。
ドクターマリオ
発売 1990年7月27日
メーカー 任天堂
マリオがドクターとなり、瓶の中に入っている3色のウイルスに対して、同じ色のカプセルを縦、または横に4つ並べて退治していくパズルゲームです。
2人対戦が可能で、一度に沢山退治する事で、相手にお邪魔カプセルを送ることができます。
■豆知識
レベル20のスピードHighをクリアすると、他のスピードと異なるエンディングが発生します。
レベルは24までで、それ以降はカウントされません。
まとめ
現在、これらのタイトルをプレイするには、下記のいずれかになります。
◆Nintendo SwitchのNintendo Switch Onlineの加入特典
→Switchを持っている方なら、この方法が一番簡単にプレイ可能です。
◆ニンテンドークラシックミニ ファミコンを入手
→現在でも比較的手に入りやすいですが、コントローラーのサイズが小さいため、プレイ感覚は若干窮屈に感じられるかもしれません。
◆昔の本体とソフトを入手
→旧型のファミコンでは、現在主流のテレビとの接続が困難なため、ニューファミコンをおすすめします。ただし、どちらも生産終了しているので、入手価格が高額になるのが難点です。
◆ファミコン互換機とソフトを入手
→HDMIケーブルでクリアな画質でのプレイが可能になるので、こちらの方法が一番おすすめです。本体価格は多少かかりますが、ファミコン以外の様々なハードに対応しており、レトロゲームライフが非常に充実しますよ。